嫌ならしなくていいよ！後で泣くことになってもしらないからね！

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嫌ならしなくていいよ！後で泣くことになってもしらないからね！

言うことを聞かせようとして、
よく使われる脅し文句ですね。
感情的な言い方であっても、
相手中心の言い方だから、
その点だけを見れば悪くありません。

しかし、すばらしい言葉ほど
その中に敵意が秘められていると
相手をひどく傷つけてしまいます。

実は、この言葉は子供が一番きらいな
ことばのひとつになっています。

そして、子供は一方では早く大人になって
何でも自由にやれるようになりたいと願っています。

他方では、この弱くて甘えん坊な自分が
はたしておとなになれるだろうかと不安も抱えています。

そこで、りっぱな大人になれるように大人から
熱心に指導されてきびしく鍛えてくれることを望んでいます。

誰でも思いやりのない厳しさは嫌いでも
きびしい指導と鍛錬を渇望しているといえます。



嫌ならしなくていいよ！後で泣くことになってもしらないからね！

この言葉には、「やれるものならしたいようにやればいいよ。
でも本気でやる勇気も根性もないでしょ！」
という皮肉も込められています。

覚えておきたいのは、皮肉ほど人の心を
傷つけるものはありません。

時に親は子供に対して期待過剰になり
こんな思いやりのない言葉が飛び出してくるのでしょうね。


例えば、
「きびしいことを言うようだけど、そこを
ひとつがんばってみてね。努力してみて損はないからね」

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